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少年球児200人 基本を学んだ!!

子供たちにバッティングフォームの見本を見せる高木大成講師
子供たちにバッティングフォームの見本を見せる高木大成講師

  日刊スポーツ新聞社創刊60周年記念イベントの伊原野球塾が11日、岩手・花巻市のふれあいの森後援球場で開講された。4月の埼玉県深谷市、栃木県上三川町に続き、今回で3回目。約200人の小学生が元プロ野球選手の指導を受けた。

「空振りは恥ずかしくない。バットをどんどん振ろう」

  講師は伊原春樹塾長(57)のほか、西武で活躍した高木大成さん(32)、竹下潤さん(36)、さらには元ロッテの猪久保吾一さん(38)の4人。今回は、現役時代に好打者として慣らした、高木さんの打撃指導法にスポットを当てる。
  まず、高木さんは子供たちを集めた。「バッティングは野球の中で一番楽しいもの。それが今よりさらに打てるようになったら、もっと楽しくなるよなあ。そのために今日は4つのポイントを教えます」とあいさつ。理論派らしいわかりやすい話し方だ。
指導のポイントは次の通り。
 (1)肩、腰、ヒザを地面と平行にしてスイングする。
 (2)右打者であれば左足で地面を蹴って、軸足の右足に体重を乗せる。最初から軸足に体重を乗せないこと。
 (3)体の前でタテの円を描くイメージでスイングする。
 (4)素振りやティーをするときはライバルや好投手を必ずイメージすること。
  話し終えるとすぐに、ティーバッティングで実践編の開始だ。高木さんは「空振りするのは恥ずかしいことじゃないよ。練習ではどんどんバットを振っていこうよ」と明るく笑顔でアドバイスを送った。
  指導を受けた赤石野球スポーツ少年団の畠山将くん(11)は「ピッチャーをイメージして素振りしろ、と教えてもらって勉強になりました」。渋民野球スポーツ少年団の岩崎巧くん(12)は「4つのポイントを意識して振ったら、打てるようになった」とうれしそうに話してくれた。


一塁は左足で踏む

子供たちに心構えを話す伊原春樹塾長
子供たちに心構えを話す伊原春樹塾長

  ◆伊原春樹塾長   走塁と守備の基本を伝授した伊原塾長。走塁の指導では一塁ベースを駆け抜ける際に左足、右足のどちらで踏めばいいのか、子供たちに体感させながら分かりやすく説明していた。「左足で踏めば、一塁手と接触しても右足で体を支えることができる」と塾長。永井ファイターズの谷口猛くん(11)は、「どうして左足で踏まないといけないのか、よく分かった」とうれしそうな表情を見せていた。
  伊原塾長は「走塁練習は1日5本でもいいから毎日練習することがうまくなる秘訣(ひけつ)」と力説。上達には日々の継続あるのみだ。






軸足でしっかり立つ

投球フォームの見本を見せる竹下潤講師
投球フォームの見本を見せる竹下潤講師

  ◆竹下潤さん   右投手であれば左足を上げたときに、軸足となる右足でしっかりと立つことを強調。「立ったときに、フラフラしたらダメだ」と、軸足だけで静止する練習を繰り返していた。
  また「何人かに、みんなの前で投げてもらおう」と、竹下さんが指名した投手によるピッチング発表会も行われた。「緊張した中でもストライクを取る練習だよ」との言葉を受けて、ナイスピッチングを見せたのが成田スポーツ少年団の柞山昴大くん(11)。「緊張したけど、いつもと同じように投げられてよかった」と自信を深めていた。








左肩を相手に向ける

子供たちにスローイングを教える猪久保吾一講師
子供たちにスローイングを教える
猪久保吾一講師

  ◆猪久保吾一さん   「いいよ。最高だよ。」とグラウンド中に響き渡る声で子供たちを楽しませていた。キャッチボールでは「左肩を投げる相手にしっかりと向けることが大事だぞ」と、お手本を見せながら熱血指導。子供たちからも「面白くて分かりやすかった」との声があがっていた。太田野球スポーツ少年団の堀岡周平くん(11)は「野球をやっていて、初めて褒められた。すごくうれしい」と喜んだ。バッテリーを組む、投手の高橋勇也くん(11)も「『いいバッテリーだよ!』と言われて自信になった」と楽しそうな顔を見せていた。


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