★今、与野党ともに政局は新聞ではなく週刊誌によって展開される。加えて週刊誌政局で秘密が発覚すると当事者や周辺はおろおろし、役職の辞任や離党、議員辞職に追い込まれる場合すらある。身から出たさびだといえばそれまでだし、自らの行いや、行動に自信があればかわせるかもしれない。そもそも取材対象にならないはずだ。ところが病院に駆け込み長期療養でほとぼりを冷ましたご仁もいるとなれば、その影響は政局のみならず、日本の政治の在り方にまで関係が及ぶ。

 ★今日14日は民進党代表がその洗礼を受けるわけだが、党内の動揺は党の存続すら危ぶまれる勢いだが、その騒ぎに便乗したい向きもあるだろうから始末に負えない。政治家とは因果なもので過去もほじくられるし、写真や録音も出てくる。少なくとも民進党は来月の補選や来るべき解散総選挙への準備、野党共闘、それに伴う秋の国会の対応と、いつまで続くかわからないものの新執行部はそのすべてに目配せしなくてはならない。ところが目の前のハエが追えなくて迷走する。

 ★その時に助けるのが執行部の役員や顧問たち、党の同僚議員たちだが、相変わらず匿名で勝手なことは言うものの、解決策を提案したり擁護しようという声も出ない。薄情な政党だ。つまりスキャンダルの責任の所在ばかりに目が行くが、それに伴う離党ドミノとは、おぼれている人を助けず自分だけ助かろうという器の政治家ということだろう。結果、離党することになろうとも、また党が解党の憂き目にあおうとも、困っている人を助けようと努力しない政治家はどの党に移っても、その程度の政治家だということを忘れてはならない。(K)※敬称略