日本で初めてラーメンを食べたのは水戸黄門ではなかった? ラーメン史を塗り替える新たな資料が見つかり、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)で14日からパネル展示される。定説より約200年さかのぼる室町時代としており、博物館は「歴史を書き換える大発見だ」としている。博物館によると、これまでは江戸時代の僧侶の日記を根拠に、水戸藩主の徳川光圀が1697年(元禄10)に食べたのが最も古い記録とされていた。

 室町時代の僧侶の日記「蔭涼軒(いんりょうけん)日録」の中に、中国のレシピを参考に1488年に「経帯麺」を調理し、来客に振る舞ったとの記述があると、麺の歴史について調べていた民間人から情報提供があった。

 中華麺の定義は、かん水を使用していること。このレシピを調べたところ、「経帯麺」は小麦粉とかん水を使うことが分かり、日本初のラーメンの可能性があると結論付けた。スープの作り方は書かれていないが、担当者は「シイタケや梅昆布のだしをかけて食べていたのではないか」としている。

 全国各地の味を楽しむことができるフードテーマパークとしても知られる同博物館は、1階展示場をリニューアルし、室町時代から現在までのラーメンの歴史などを紹介する。入館料は中学生以上310円、小学生と60歳以上は100円。