宗像大社(福岡県宗像市)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に今月登録された沖ノ島で毎年5月27日に開く現地大祭を巡り、参加者の一般公募を来年以降行わない方針を決めた。大社は島を所有しており、登録を受けて保全の取り組みを強化する。これで一般市民が上陸できる機会はなくなる。大社が15日、明らかにした。

 沖ノ島は、玄界灘に浮かぶ外周4キロの孤島で、全体が大社の「沖津宮(おきつみや)」で女人禁制。島で日々の神事を執り行う大社の神職以外、男性も原則として上陸できない。

 現地大祭は、沖ノ島の近海で繰り広げられた日露戦争の日本海海戦を後世に伝え残そうと、50年代後半に始まった。一般男性にとっては、参加者公募に申し込むことが、上陸を許される唯一の方法だった。