自民党の谷垣禎一前幹事長(72)が自転車事故で重傷を負って16日で1年となった。本人は公の場に姿を見せず入院治療中。周辺は「早ければ今夏中に退院できる」と話す。内閣支持率が急落する中、安倍晋三首相としては「謙虚で誠実」な谷垣氏の復帰を反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。

 谷垣氏は昨年7月16日、趣味のサイクリング中に転倒し頸髄(けいずい)を損傷。幹事長を外れ、東京都内の病院でリハビリを続ける。不在中に離脱者が出た自らが中心の政策グループ「有隣会」は先月、パーティーを開き「1日も早い復帰に向けて準備している」との谷垣氏の手紙が代読された。

 同会代表世話人の逢沢一郎元外務副大臣は「リハビリは最終段階だ」と明かし、退院が遠くないことを示唆した。周辺は「近いうち」の首相と谷垣氏の面会を検討。政治活動の再開につなげていきたい意向だ。(共同)