日本生命保険は25日、2020年3月までに全国約1600カ所の全事業所の喫煙所を廃止すると発表した。就業時間中に社内での喫煙を禁止する。従業員に禁煙を促し、健康経営を進める狙い。政府は20年東京五輪・パラリンピックに向け、受動喫煙の防止策を強化しており、こうした議論にも一石を投じそうだ。

 日本生命は18年度に本店(大阪市)と東京本部で喫煙所を全て閉鎖。19年度に約100支社、20年度に約1500営業所の喫煙所を順次廃止する。外回りや休憩中に社外で喫煙することはできる。14年から従業員の禁煙を後押しする取り組みを進めており、今回はその一環となる。

 職場での喫煙を巡っては、リコーが15年から国内のグループ約30社で、仕事中の全面禁煙に踏み切るなど取り組みが広がりつつある。

 厚生労働省は屋内全面禁煙の徹底を掲げ、訪日客の増加が見込まれる東京五輪・パラリンピックまでに罰則付きの新たなルールを検討している。(共同)