沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する沖縄国際大に2004年、米軍ヘリコプターが墜落した事故から、13日で13年となった。大学主催の集会で前津栄健学長は、普天間所属の新型輸送機オスプレイの事故が続いていることについて「県内上空を飛行し、危険性は増大するばかりだ」と批判、日米両政府に飛行場の即時閉鎖や撤去を求めた。

 集会は、ヘリ墜落の発生時刻に近い午後2時ごろから実施。学生や職員ら約140人が集まった。普天間のオスプレイは昨年12月、名護市沖で不時着し大破。今月5日にはオーストラリア沖で墜落した。前津学長は「13年前の惨事を思い起こさせた。米軍基地があるが故の危険性は周知の事実だ」と述べた。

 4年生の大城穂さん(22)は、ヘリ墜落について「周辺住民に、恐怖と怒りを植え付けた。過去のものにしてはいけない」と表明。2年生の具志美沙さん(19)は「恐ろしい爆音を立てながら自由に飛び回る米軍の飛行機。今もなお私たちの生活は危険と隣り合わせにある」と訴えた。

 宜野湾市役所の前では、市民団体が集会を開いた。約320人(主催者発表)が「米軍はヘリを飛ばすな」などとシュプレヒコールを上げた。

 事故は04年8月13日に発生。普天間を離陸した大型輸送ヘリが、大学本館に激突、炎上した。乗員の米兵3人が負傷。奇跡的に学生ら民間人への被害はなかった。(共同)