神戸市で指定暴力団の神戸山口組から離脱した新組織「任侠(にんきょう)山口組」関係者が射殺された事件で、犯人グループが現場に乗り捨てた車は所有者が分からないようにナンバーが偽装され、盗難車の疑いもあることが13日、捜査関係者への取材で分かった。防犯カメラに、任侠山口組の織田絆誠代表(50)らが乗ったとみられる車列の周辺で、拳銃のようなものを構えた人物が行き来し、バイクで立ち去る様子が写っていたことも判明した。

 目撃証言などから、犯人グループは神戸山口組傘下組織の関係者の可能性が高く、長田署捜査本部は、織田代表を狙った計画的犯行とみて行方を追っている。

 捜査本部によると、現場は織田代表の自宅近くで、出発して間もない3台の車列を犯人グループが襲撃。幅の狭い小道から幹線道路に出る直前で、織田代表が普段使っていた先頭車両に車を衝突させた。

 3台には、それぞれ任侠山口組の関係者数人が乗っており、死亡した楠本勇浩さん(44)は2台目に乗車。楠本さんは織田代表の警護役といい、車を降りて犯人グループの男と言い争い、つかみ合いになった末に頭部を銃撃された。