文芸春秋は13日、元TBS記者による暴行被害を訴えて記者会見したジャーナリストの伊藤詩織さん(28)の手記「Black Box」を18日に出版すると発表した。詩織さんはこれまで姓を公表してこなかったが、今回出版に当たってフルネームを明かした。

 詩織さんは2015年、元TBS記者の男性から性的暴行を受けたとして準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出。しかし東京地検は昨年7月に嫌疑不十分で不起訴とした。詩織さんはこの処分を不服として検察審査会に審査を申し立てたが、9月21日付で「不起訴相当」との議決を受けた。同月28日には男性に損害賠償を求める訴訟を起こしている。

 本書は1512円。冒頭で「あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ」と書いている。(共同)