「日の丸スパコンの旗手」と呼ばれるベンチャー経営者が、逮捕された。東京地検特捜部は5日、経産省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、助成金約4億3100万円をだまし取ったとして、スーパーコンピューター開発会社の代表取締役、斉藤元章容疑者(49)ら2人を逮捕した。

 斉藤容疑者は、異色のベンチャー起業家で知られる。新潟県出身。東大大学院を経て、東大病院で医師として4年勤務後、米シリコンバレーでベンチャー企業を立ち上げ、経営。東日本大震災を機に「何か寄与できることがないか」と帰国したという。昨秋の会議では現在、ベンチャー5社に関わっていると話していた。一方、今年6月の「週刊新潮」では、元TBS記者の山口敬之氏と面識があることや、「(山口氏が)斉藤さんが借りている(都内高級レジデンスの)部屋を、使わせてもらっているという話がある」という関係者のコメントが、報じられたこともある。