沖縄県や同県宜野湾市によると、7日午前10時20分ごろ、宜野湾市野嵩の緑ケ丘保育園の上空を米軍機が通過した際、施設の屋根の上に何かが落ちたような大きな音がした。保育園の職員が確認したところ、屋根の上に15センチほどの長さの円筒状の瓶のような物が落下していた。けが人はなかった。現場は米軍普天間飛行場敷地の東約300メートルの住宅地。翁長雄志知事は記者団に「事実だとしたら、とんでもない話だ」と語った。

 小野寺五典防衛相は「米側に照会している。保育園なので、大変心配なできごとだ。仮に米側の航空機についていた物や、落下した物だとすれば、しっかり安全を求めていく」と語った。

 保育園によると、幼児8人と職員2人がいた部屋の上のトタン屋根で大きな落下音がした。当時園庭では約50人の園児が遊んでいた。主任保育士の名護タケさん(78)は「危険を常に感じていた。落下地点が少しずれていたらと思うと、ぞっとする」と声を震わせた。

 近くに住む50代の女性は「午前中は通学の子どもたちのほか、そばにゲートボール場があるので多くの高齢者も行き来している。人にぶつかっていたらと思うと怖い。二度と起きてほしくない」と話した。

 今回の落下トラブルで、同じ時間帯に米軍のCH53大型輸送ヘリコプターが付近を飛行していたことが7日、分かった。政府関係者が明らかにした。防衛省や沖縄県警は、米海兵隊が落とした可能性が高いとみて詳しく調べる方針。

 県や県警によると、落下物はプラスチック製のようなもので、長さ約9・5センチ、直径約7・5センチ。ヘリの回転翼に異常がないかを検出する計器のカバーとよく似ているという。表面に英語で「飛行前に取り外す」などと書かれていた。(共同)