7日夜、東京都江東区で発生した殺傷事件の現場は、地元に親しまれる富岡八幡宮の境内だった。女性宮司を含む八幡宮の関係者4人のうち3人が死亡し、氏子からは「トラブルのうわさはあった」との声も。住民に衝撃が広がった。

 現場周辺は幹線道路に沿って飲食店やマンション、店舗などが軒を連ねる。取材に応じた八幡宮関係者は「最近、神社の忘年会があって約50人が参加したが、特にもめ事はなかった」と驚いた様子。事件について「思い当たる節はない」と言葉少なだった。

 一方で、氏子の70代の女性は「トラブルがあるといううわさは聞いていた」。他の氏子の女性も「いろいろもめ事があったようだ」と明かした。

 現場近くに住む女性(42)は「よくお参りに行っていたので、神社の人が事件に関わっているならショック」と話す。別の会社員女性(40)は「普段は治安が良くて、ご近所も仲のいい住みやすい所。こんな事件が起きるなんて」と声を震わせた。

 近くで働く30代の女性は、事件直後に路上に横たわる男性を目撃した。腕から血を流し、付近には血痕も広がっていたという。「意識があるかどうかも分からなかった。怖い」と、おびえた表情で話した。

 現場周辺には黄色の規制線が張られ、パトカーの赤色灯が光る中、警視庁の捜査員らが慌ただしく行き交った。