振り袖の販売・レンタル業者「はれのひ」(横浜市)が突然営業を取りやめ、成人式に晴れ着を着られない新成人が続出した問題で、横浜市などの自治体に被害者から10日までに計374件の相談が寄せられ、契約額の合計が約1億1000万円に上ることが11日、分かった。神奈川県警にも300件以上の相談や情報提供があり、経営状況や実態を調べる。

 横浜市消費生活総合センターには214件の相談があり、契約額は計約6800万円。東京都八王子市の消費生活センターには113件の相談があり、計約3200万円に上った。

 神奈川県横須賀市では32件で計約960万円、川崎市には15件で計約520万円の相談が寄せられている。

 今年の成人式で晴れ着が届かなかったという相談だけでなく、来年や再来年の成人式のために契約し「既にお金を支払ってしまった」ケースや、大学の卒業式での契約に関するものもあった。分割払いの停止や返金を希望する相談者もいたという。

 「着物は届いたが、着付けのサービスが受けられなかった」「レンタルした着物の返却先が分からない」といった相談もあるため、実際の被害総額は分かっていない。

 川崎市消費者行政センターは「各地で被害が出ているので、弁護団結成などの動きがあれば、すぐ相談者にお知らせしたい」としている。(共同)