社民党の吉田忠智党首(61)は11日、自身の任期満了に伴う党首選(12日公示)に、出馬しない意向を表明した。選挙公示を翌日に控え、他に候補者は出ておらず、まさかの事態に党は混乱。慰留要請のほか、選挙の日程延期も検討されている。吉田氏は16年参院選で落選後も党首は続投してきたが、「国会議員のバッジを着けていない党首は非常に制約が多い。任務を十分に果たせず、続けるのは党のためにならない」と苦しい胸のうちを明かした。

 前身の日本社会党時代は自民党と対抗、一大勢力を誇った老舗政党だが、今や所属議員は衆参4人。地方議会には期待の若手もいるが、支持層の高齢化で世代交代がうまく進まず、次世代リーダーの育成が遅れた「ツケ」との見方が強い。