昨年8月、堺市の無職渡辺彰宏さん(当時31)が滋賀県近江八幡市や堺市で監禁され死亡、男女5人が殺人罪などで起訴された事件で、滋賀県警は11日、堺市の別の男性(38)に紙おむつをはかせて住宅の押し入れに約1年4カ月間監禁したとして、監禁致傷容疑で飲食店従業員井坪政(29)と無職宮崎佑佳(24)の両容疑者を再逮捕した。

 再逮捕容疑は堺市の無職飯星飛香被告(29)と共謀し、2016年7月22日ごろから昨年11月16日まで、男性に紙おむつだけをはかせて裸にし、飯星被告の自宅の押し入れに監視カメラを設置して監禁、長期間寝た状態にさせることで歩行が困難になるなどの傷害を負わせた疑い。

 県警によると、男性は新潟県出身で井坪容疑者と約8年前に動画投稿サイトの利用をきっかけに知り合い、5、6年前から宮崎容疑者を含む3人で、堺市内で同居。その後監禁が始まり、飯星被告宅に移動後も続いたとみられる。

 男性はこの間、トイレに行くことや入浴を全くできず、食事はインスタントラーメンにご飯を入れたものがほとんどだったという。昨年11月中旬に警察官に救出された際、筋肉萎縮や関節の動きの鈍さがあり、現在も自力歩行は困難で入院しているという。