新潟県三条市のJR信越線で積雪のため電車が立ち往生したトラブルで、JR東日本は12日、乗客を一晩降ろさなかった理由について「車外に出すのは危険で、安全を優先した」と説明した。

 電車が止まったのは11日午後7時ごろ。周囲は暗く、乗客を避難させる場合に歩かせることになる線路上に雪が積もっており、車内にいた方が安全と判断したという。電車は停電せず、照明や暖房は稼働しており、トイレも使える状態だった。

 バスは現場に近づけず、タクシーなど乗用車を使うのも乗客約430人を運ぶには時間がかかるため断念した。

 日本海側の広範囲で雪が降った11日夜、信越線の現場近くで稼働していた除雪車はなかった。雪をかきながら進む除雪車はスピードが遅く、到着は12日午前9時半ごろになった。(共同)