社民党は12日、吉田忠智党首の任期満了に伴う党首選で立候補の届け出がなかったため、26日に再告示すると決定した。吉田氏は立候補せずに退任する考えを表明しているが、全国会議員から慰留されて再調整しており、引き続き動向が焦点となる。

 「党首のなり手」が不在という事態に、党首選実施本部長の日森文尋元衆院議員は記者会見で「残念だ」と強調。再告示の際に届け出がない場合の対応に関し「想定していない」と述べた。

 関係者によると、吉田氏は党幹部に「慰留を受け止め、地元の大分に帰って関係者と調整し、最終結論を出したい」と伝えており、翻意するとの見方が出ている。

 再告示に伴う党首選は2月10、11両日投票、12日開票。党首が選出されれば、24、25両日に予定する党大会で正式決定する。

 党によると、旧社会党時代を含め、党首選が告示されながら立候補者がいなかったのは1986年、97年に続き今回が3回目。過去2回も再告示され、党首が選出された。(共同)