大学入試センター試験は14日、全国の会場で理科と数学の試験を実施し全日程を終えた。センターは、4都府県の会場で不正行為があったとして男女4人の受験全科目を無効にした。山口の会場ではトイレが故障で一時使えなくなり、試験時間を1時間繰り下げたほか、雪などによる交通機関の乱れで一部受験生に繰り下げ措置が取られた。

 13日の英語リスニング試験中、大阪の会場で監督者の指示誤りがあったことも判明。43人が20日に行われる再試験の対象となった。13日公表分も含め、全体の再試験対象者は計48人となった。

 センターによると、13日に京都の会場で行われた外国語の試験と、14日に東京の会場で行われた数学の試験で、終了してもマークシートの修正を続けた受験生がいた。大分ではリスニングの開始前から問題冊子を開いてICプレーヤーを操作し、福岡では数学で使用が認められていない分度器を使っていた。

 山口県岩国市の県立岩国高校では給水設備が故障し、校舎のトイレが使えなくなった。消防に給水車を手配するなどし、午後の数学を1時間繰り下げて実施した。

 また雪や発煙による鉄道の遅れのため、福島、福井の3会場で計8人の試験開始が最大1時間繰り下げられた。13、14両日で、全体または一部の受験生の試験繰り下げを実施した会場は全国で30カ所に上った。

 大阪府吹田市の大阪学院大では13日、リスニング中に受験生1人が嘔吐(おうと)した際、試験室全体で中断すべきだったが、監督者が「周囲に影響はない」と判断し続行したという。同室の他の受験生は再試験を受けられる。

 全体の志願者数は58万2671人。このうち14日は、理科の基礎4科目を27・9%、専門4科目を41・9%が受験した。数学1・Aなどは68・9%、数学2・Bなどは61・9%が受けた。化学の問題文の一部に誤りがあり、各試験場で黒板に訂正内容を書いて伝えた。解答に影響はないとしている。

 平均点の中間発表は17日、得点調整の有無の発表は19日、平均点の最終発表は2月1日の予定。(共同)