民放番組で身元の情報を求めた男性が、1989年に茨城県牛久市から徳島県つるぎ町へ帰省中に行方不明になった松岡伸矢ちゃん(当時4)ではないかとの声が寄せられ、徳島県警が男性のDNA型鑑定をする方針であることが1日、県警への取材で分かった。

 伸矢ちゃんの両親にも1日、県警から連絡があり、近くDNAを採取するという。

 伸矢ちゃんの父正伸さん(60)は取材に「皆さまから心配の声をいただき大変ありがたい。DNAが一致すればいい。テレビに出演した男性の情報が集まってほしい」と話した。

 伸矢ちゃんは89年3月7日午前、同町の親類宅近くで正伸さんが目を離した隙に行方が分からなくなった。男性は番組で4~21歳ごろの間、知らない男性に軟禁されていたと話しており、両親の記憶はないという。

 特定失踪者問題調査会は伸矢ちゃんを「北朝鮮に拉致された可能性が否定できない」として公表している。(共同)