京都高島屋(京都市下京区)が客1人2体までとして100体限定で受注販売した人形が、1人の男性客に買い占められていたことが1日分かった。スーパードルフィーと呼ばれる精巧なもので、100体で代金は計1200万円を超える。インターネット上では「転売目的」との指摘があるが、京都高島屋は「転売目的かどうか確認できない。契約も成立してしまっている」として予定通り5月に引き渡すという。

 京都高島屋によると、販売したのは画家の故中原淳一氏の絵を再現した「ロリーナ」という名前の女の子の人形(高さ64センチ)で、1体12万4200円。3月31日に受注販売を受け付けると開店前から約200人の行列ができ、先着50人に整理券を配布した。

 複数のカウンターで販売員が受注販売の手続きを進めたが、整理券を受け取った人がカウンターに来るたびに、最初に購入した男性客が次々と「この人の分も払います」と言って他の客の代金も支払ったという。他の客もこの男性客の関係者だったとみられる。

 京都高島屋の広報担当者は「結果的に買えなかったお客様に残念な思いをさせてしまい申し訳ない。5月に東京の日本橋高島屋でも受注販売を予定しているが、今回のことを真摯(しんし)に受け止め、販売方法を改善したい」と話している。(共同)