安倍晋三首相は16日の自民党役員会で、自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題や財務事務次官のセクハラ疑惑など一連の問題を念頭に「国民の前に全てを明らかにしていく覚悟だ」と強調した。同時に「さまざまな問題でご心配、ご迷惑をかけている」と謝罪した。

 首相は同日夜、岸田文雄政調会長と東京都内で会食し、厳しい情勢認識を共有。「政府、与党が一体となり信頼回復に努力しなければいけない」との考えで一致した。

 自民党の二階俊博幹事長は役員会後の記者会見で、安倍政権への不信感が高まっている現状について「政府と党は一体だから、事態を大変憂慮している。誠に遺憾だ」と懸念を示した。

 財務次官のセクハラ疑惑に関しては「早く解決するのが良いが、片方にも言いたいことがある。その話を聞く余裕があっても良いのではないか」と指摘した。

 首相は17日から訪米し、トランプ米大統領との首脳会談に臨むことについて「北朝鮮情勢にさまざまな動きがある中で、日米の基本的な方針をしっかり擦り合わせたい。拉致問題についてこの機会を生かし、前進させたい」と表明した。(共同)