東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が死亡し、両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、母親の優里容疑者(25)が逮捕前の調べに、衰弱した結愛ちゃんを病院などへ連れて行かずに放置した理由を「自分の立場が危うくなると思った」と説明していたことが7日、警視庁捜査1課への取材で分かった。虐待が発覚し、児童相談所や警察に介入されるのを恐れたとみられる。

 両親が「モデル体形にする」などとして、結愛ちゃんの食事を制限していたことも判明した。

 捜査1課によると、結愛ちゃんは1月に香川県善通寺市から目黒区へ転居後、外出する姿がほとんど目撃されておらず、自宅に閉じ込められた状態だったとみられる。

 東京都によると、品川児相の職員が結愛ちゃんの状況を確認しようと自宅を訪れた際も「関わってほしくない」と拒否。結愛ちゃんが入学予定だった小学校の説明会にも1人で参加していた。

 捜査1課によると、結愛ちゃんは朝はスープ1杯、昼と夜は茶わんに少しのご飯をよそってみそ汁をかけたものしか与えられない日もあり、死亡時は同年齢の平均体重約20キロを大幅に下回る約12キロしかなかった。目黒区の自宅では両親と弟は3人一緒に眠っていたが、父親の実子ではない結愛ちゃんだけが別の部屋で寝起きをしていたという。

 捜査1課は3月、結愛ちゃんへの傷害容疑で、父親の雄大容疑者(33)を逮捕。今月6日に、優里容疑者とともに保護責任者遺棄致死容疑でも再逮捕した。両目の周りや体にはあざなどの殴られた痕があり、シャワーの水を掛けられるなど日常的に虐待を受けていたとみられる。(共同)