静岡県藤枝市の山中で浜松市浜北区の看護師内山茉由子さん(29)の遺体が見つかった事件で、県警が逮捕監禁容疑で逮捕した40代と20代の男らは、内山さんを拉致した当日、内山さんが利用していた浜松市のフィットネスクラブが入る建物内で待ち伏せ、後をつけていたことが14日、捜査関係者の取材で分かった。

 捜査関係者によると、2人はインターネットの掲示板サイトを通じて知り合い、ともに「事件当日に初めて互いに会った」と供述。浜松東署捜査本部は、2人を含む男らが事前に襲撃を計画していたとみて詳しく調べている。

 内山さんは5月26日夕、浜松市中区のクラブの駐車場で、自分の車に乗ろうとした際、2人の男が無理やり乗り込み、車ごと連れ去られる様子が駐車場の防犯カメラに写っていた。

 クラブと同じ建物に入るパチンコ店の防犯カメラには、この2人と一緒にもう1人男の姿が写っていた。少なくとも3人が事件に関わっていたとみられる。

 また連れ去られる当日の昼まで内山さんが働いていた浜松市天竜区の診療所の同僚女性が14日、取材に応じ「元気に仕事して、『さよなら』と笑顔で退勤した。トラブルも聞いたことがない。あんなよい子がなぜ」と話した。

 2日後の月曜日に出勤してこなかったため、携帯電話に連絡したがつながらなかった。診療所でも心配し、無事に帰ることを願っていたという。内山さんは浜松市内の看護専門学校を卒業。同市内の別の病院に勤めた後、1月からこの診療所で働いていた。勤務態度は真面目で患者からも好かれていたという。(共同)