活発な梅雨前線による西日本豪雨は8日、各地で被害が拡大し、死者は計85人に上った。安否不明者は50人以上。中国・四国地方を中心とした被災地では自衛隊などが救助活動や捜索を継続した。

 7日夜から8日未明にかけて記録的な大雨が降り、岐阜県関市の津保川など8河川で水があふれ、住宅が浸水したり道路が冠水したりする被害が出た。

 県によると、関市で同市上之保、会社員河合瑞夫さん(60)が、用水路に横転していた軽ワゴン車の中で死亡したほか、土砂の片付けをしていた女性(61)が側溝にはまって足首を骨折し、岐阜市では男性(37)が雷に打たれて重傷を負った。下呂市の焼石や和佐地区などでは土砂が流出するなどしたため国道や県道が通れなくなり、計約300世帯、800人超が孤立した。一部で水道が止まっており、給水車を出して対応している。