愛媛県松山市の離島、怒和島で7日未明に発生した土砂崩れで家族4人が住む住宅が押し流され、井上麻衣子さんと小学3年の長女陽葵さん、小学1年の次女結衣さんが犠牲になった。姉妹は明るく活発な性格で、島の多くの人に愛されていた。家族を知る島民たちは「3人はこの島の宝だった」と目を赤くした。

 姉妹が通っていた市立怒和小は、2人を含め児童が6人だけ。山口斗志校長(57)は「お姉ちゃんはムードメーカー。妹は久しぶりの新入生で、みんなにかわいがられる存在だった」。登下校時に児童6人が縦1列に並んで歩く際、陽葵さんがゆっくり歩く結衣さんの背中を押して支える姿が印象に残っている。

 島の集会場で立ち尽くしていた40代の女性は「元々、子どもが少ない島。一晩のうちにこんな…」とショックを隠せない様子だった。