タイ海軍特殊部隊などは10日、北部チェンライ県のタムルアン洞窟にまだ残っている地元サッカーチームの少年4人と男性コーチの計5人の救出作業を再開した。洞窟に閉じ込められてから18日目。タイ当局者は救出に全力を挙げる方針で、10日に全員生還となる可能性もある。

 「(残る5人の)脱出を100パーセント成功させる」。タイ当局者は9日夜の記者会見で断言した。少年8人が9日までに無事生還したことで、残る5人の脱出を楽観視する声もあるが、潜水などの危険が伴うため無事生還は予断を許さない。

 タイ保健当局者は10日記者会見し、9日までに救出された8人の体調について「熱はなく体調は良い」と述べ、検査などのため少なくとも1週間入院するとの見通しを明らかにした。

 特殊部隊や外国出身の潜水士らは8日と9日、それぞれ4人の少年の救出に成功した。残る5人全員の脱出が10日に期待されているが、タイ当局者は9日、少年たちの体調や救出チームの計画次第だと慎重に述べた。

 特殊部隊などは9日夜に救出作業を一時停止。作業再開に備え、空気ボンベの補充作業などをしたとみられる。

 少年らは6月23日、サッカーの練習後に洞窟に入ったが、水位が上昇し外に出られなくなったとみられている。

 7月2日に潜水士らに発見された後、栄養補給のゼリーなどで体力回復を図るとともに、特殊部隊員らから潜水の技術指導を受けるなどして脱出の準備を進めていた。(共同)