西日本豪雨の発生から1週間となった13日も、被災地は午前中から気温が30度を超える厳しい暑さとなった。長引く避難所生活に、高齢者の間には「先が見えない」と生活や健康への不安が広がり、子どもへの影響も懸念されている。

 広範囲が浸水した岡山県倉敷市真備町地区。小学校に設けられた避難所に夫婦で身を寄せる三家本光利さん(88)は、慣れない生活環境にストレスがたまっている。一時は血圧も上がってしまったが「知り合いと話すことでなんとか気晴らしをしている」と話す。

 広島県呉市の避難所で、今田一啓さん(85)は「避難所はありがたいが、そろそろ新鮮な野菜が食べたい。夜の10時に消灯してもなかなか寝付けず、3時ごろには完全に目が覚めてしまう」とこぼした。

 土砂崩れが相次いだ愛媛県宇和島市。約50人が寝泊まりする公民館のホールには布団が敷き詰められ横になる高齢者も。裏山の土砂崩れで自宅に入れないという脇坂通子さん(69)は、土砂撤去のめどが立たず荷物を取りに帰ることもできない。「徐々に長く眠れるようになったけど、先が見えない」と不安そうな表情を浮かべた。

 子どもたちにも疲れが出始めた。真備町地区の薗小は、学校再開のめどが立たないまま実質的な夏休みに入った。体育館に避難する小学3年嶋田結人君(8)は「勉強がしたいし、友達とドッジボールをして遊びたい。食欲もなくて、早く家に帰りたい」と元気なく話した。

 広島市安芸区の小学校に避難する北村陽子さん(38)は、子ども4人の栄養の偏りを心配する。長男龍清君(11)は「退屈だ。野球やサッカーで遊びたいけど道具がないし、校庭も車でいっぱいで遊べない」と不満を口にした。(共同)