福岡市中央区の大濠公園の花壇で園児や小学生が植えたヒマワリが踏み荒らされ、福岡県立嘉穂総合高校(同県桂川町)の生徒が9日、授業で育てた苗約500本を寄贈し、子どもたちと植えた。惨状を知った同校の大石義昭教諭(61)が「力になりたい」と呼び掛け実現した。

 今年6月、地元の子どもたちが約200本の苗を植え、公園で花火大会があった今月1日深夜、一部が根元から折れ曲がっているのが確認された。見物客が通り抜けるなどしたとみられる。

 高校が寄贈した苗はハイブリッドサンフラワーで、倒れにくいのが特徴。農業などを学ぶ地球環境システム科の3年生4人が課題研究の授業で育てた。

 この日は4人のうち、リース・エマさん(17)と柴田葵さん(17)が大石教諭と共にヒマワリ畑を訪問。子どもたち約30人は受け取った苗を荒らされた場所に次々と植え、「できた」などと歓声を上げた。余った苗は公園で保管し、枯れた時などに使う。

 9月中旬に見頃を迎えるといい、リースさんは「太陽に向かって咲く姿を見て元気になってほしい」と話した。(共同)