「行き届かないところが多々あった。申し訳ないという気持ちでいっぱいだ」。関西空港を運営する関西エアポートの西尾裕専務執行役員は5日夜、記者会見し、台風21号の影響で空港が孤立したことについて「二度とこういうことにならないよう準備したい」と陳謝した。

関空内の会議室で会見した西尾氏は、関空がある島全体で従業員を含め最大8千人が取り残されたとの認識を示した。台風21号は「想定を超えるものが来た」とし、会社の対応は適切だったと強調。浸水した滑走路の再開のめどは現時点で立っていないとし、連絡橋についても「全面開通できる時期は決まっていない」と述べた。

孤立の原因になった連絡橋へのタンカー衝突にも言及。強風に流されたタンカーについて「(大阪湾の別の場所に)避難しても良かったのでは」と疑問を呈した。

会見は1時間に及び、西尾氏は何度も紙に目を落としながら、数十人の報道陣からの質問に答えた。「大変な目に遭っている利用者に対してどう考えるのか」と厳しい質問が飛ぶ中、「誠実に対応した」と繰り返した。

6日午前に改めて会見し、詳細を説明する見通し。(共同)