最大震度7を観測した北海道の地震で、道は9日、新たに4人の死亡が確認され、死者は39人になったと発表した。大規模な土砂災害があった厚真町で依然1人の安否が不明で、道警や自衛隊が7千人以上の態勢で捜索するとともに被災者の支援を続けた。道によると、同日午後5時半時点で避難者は約2600人、断水は約8千戸。厚真町など道内全域に及んだ停電はほぼ解消されたが、北海道電力は節電を呼び掛けている。

道内の鉄道や空路は9日復旧が進み、本州への農作物の輸送などを担うJR貨物は道内で運行を開始、JR北海道も札幌と旭川、網走などを結ぶ特急を再開した。新千歳空港では国内線発着便の9割以上が運航、国際線は平常通りに運航した。

9日未明に生存率が大幅に低下するとされる「発生後72時間」を経過したが、厚真町では自衛隊などが雨の中、救助活動に当たった。避難所には臨時の風呂が設けられ、ボランティアの炊き出しも行われた。

厚生労働省によると、電力の復旧に伴い、道内の病院の停電も全て解消された。

道によると、9日は厚真町で安否不明だった2人が新たに見つかり、これまでに心肺停止で発見されていた2人と合わせ、死亡が確認された。同町の死者は35人となった。

地震は6日午前3時8分ごろに発生した。死者はほかに札幌市、苫小牧市、むかわ町、新ひだか町で各1人。けが人は600人超に上る。(共同)