セクハラ疑惑を巡る町政停滞などを理由に不信任決議を受けた前田善成町長(51)の議会解散に伴う群馬県みなかみ町議選が9日、投開票された。当選者18人のうち、町長に批判的とみられる人が過半数を占めた。多数を維持した反町長派は不信任決議案の再提出を検討中で、提出されれば可決される可能性が高い。可決すれば地方自治法により町長は失職する。

町長はセクハラの意図を否定している。町長派が可決阻止に向け切り崩しを図ることもあり得るなど、流動的要素がある。町議会は18日から始まる予定。

7月の不信任決議案に賛成した前職の多くが当選した。複数の関係者によると、当選者のうち反町長派は12人を超すとみられる。

地方自治法によると、解散後初めて招集された議会で3分の2以上が出席し、その過半数の賛成で不信任決議案が再び可決されれば失職する。

被害を訴えた女性側は、町長が4月、飲み会でセクハラ行為をしたと主張した。議会は町政混乱の責任などを問い、7月に不信任決議案を可決。町長は8月、議会を解散した。

投票率は70・27%で、4月の前回町議選を3・50ポイント上回った。(共同)