セクハラ疑惑を巡る町政停滞などを理由に町議会から不信任決議を受けた群馬県みなかみ町の前田善成町長(51)は10日、町議会事務局長宛てに辞職願を提出した。前田氏は提出後に県庁で記者会見し、9日の町議選で自身が支援した候補者が相次ぎ落選し、敗北したことについて「私自身にも責任がある」と理由を説明した。

議会解散による町議選実施に関し「町民の皆さまに選挙でご迷惑をかけ、おわびする」と謝罪した。次期町長選への出馬は「考えている余裕がない」とした。セクハラの意図については一貫して否定している。

前田氏は7月に不信任決議を受け、対抗措置として8月に議会を解散。9日の町議選で町長に批判的な当選者が過半数を占め、不信任決議案が再び可決される公算が大きくなっていた。

町などによると、50日以内に町長選を行う。速やかな辞職には町議会の同意が必要となる。反町長派には辞職に同意せず、不信任決議案を再度可決して失職させるべきだとの声もある。

女性の代理人弁護士らは、前田氏は4月、町内で開かれた飲み会で女性にキスをしたとしている。(共同)