平壌で北朝鮮建国70年の祝賀行事に参加したアントニオ猪木参院議員が11日、帰国した。

朝鮮労働党で外交を統括する李洙■(リ・スヨン)副委員長と会談した際、猪木氏は日本の超党派の国会議員団による早期訪朝を受け入れるよう提案した。李氏は歓迎の意向を示したという。羽田空港で記者団に明らかにした。ただ、北朝鮮側は拉致問題について解決済みとの従来の立場を示した。

「議員団」の構成や時期は未定とみられ「私のチャンネル(人脈)を生かしたら良いと思う。何人でもいい。早い時期がよい」と述べた。政府は、対北朝鮮制裁の一環として全国民に渡航自粛を要請しており、実現は見通せていない。

猪木氏は北朝鮮側の招待で7日から訪朝。猪木氏によると、滞在中、李氏と会談するなどした。李氏は議員団が訪朝した場合、歓迎するとの趣旨の発言をしたほか、2020年東京五輪に韓国との南北合同チームで参加することに意欲を示した。核・ミサイル問題や安倍晋三首相が意欲を示す日朝首脳会談への言及はなかったという。

日本で腰の手術を受けたばかりとする猪木氏は車いすで訪朝。帰国経由地の北京で記者団に「この状態で行ったことに大変感動してくれた。私なりに積み重ねてきたものがある」と強調した。局面打開に向け「なんで俺を利用しないのか。みんな器が小さい」と語った。(共同)

※■は土ヘンに庸