外国人旅行者に夜の観光を楽しんでもらおうと、東京都渋谷区と新宿区の観光団体が12日、両区の飲食店やバーなど約50店で使える定額チケットを来年1~2月に発売すると発表した。ナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)を活性化させるのが狙い。

多くのクラブが集まる渋谷と、個性的な飲み屋が集まるゴールデン街を抱える新宿は、夜でも楽しめるエリアとして外国人にも人気が高い。渋谷区は既に夜の街を案内するツアーも実施しており、今回は隣接する両区が協力して需要掘り起こしを目指す。

チケットは5000円で、2000円と3000円の半券に分かれる。対象店で使うと金額分のメニューが提供される仕組みで、「お通しやチャージの仕組みが分からず店に入りにくい」といった不安に応えた。新宿観光案内所や、東京と大阪にある外国人向けチケット店で、計5000枚を販売する。

記者会見した長谷部健渋谷区長は「渋谷と新宿で相乗効果を高め、東京のナイトタイムエコノミーをリードしたい」と述べた。(共同)