聖路加国際病院(東京都中央区)で難病治療に伴い心のケアを受けていた女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁築地署は14日、強制わいせつの疑いで、ケアを担う同病院の40代の男性牧師を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

聖路加国際病院はキリスト教系の総合病院で、患者や家族を精神的にサポートするため、男性牧師ら複数の聖職者が心のケアを専門とする「チャプレン」として勤務している。

書類送検容疑は2017年5月22日、病院内にある牧師の控室で、抱きついて胸を触るなどした疑い。

関係者によると、女性は数年前から同病院で難病の治療を開始し、牧師とも面会していた。同月8日、病院内の教会の隣にある部屋で「マッサージして」と頼まれて肩などをもむうち、無理やり下半身を触らせられたとし、さらに「22日に被害を抗議した際、再び体を触られた」と話しているという。女性はその後、牧師への相談をやめていた。

聖路加国際病院のホームページによると、牧師は終末期の苦痛軽減などに取り組む日本スピリチュアルケア学会が認定する指導資格を持っている。心のケアに関する著書の出版や、講演も行っていた。同病院は共同通信の取材に「わいせつ行為の有無について、詳細を調査中」としている。(共同)