米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のバーで7日深夜、男が銃を乱射し、警官1人を含む12人が撃たれ死亡した。CNNは21人が負傷したと報じた。男も店内で死亡しているのが見つかり、自殺したとみられる。地元警察が8日、明らかにした。

警察は、男は28歳の元米海兵隊員だと明らかにした。男は店の前で警備員を撃った後、店内に無言で入り、発煙装置のようなもので煙を発生させながら拳銃を乱射した。警察の特殊部隊や連邦捜査局(FBI)などが現場に投入されており、政治的背景の有無やテロの可能性がないかも含め調べている。

現場の店では当時、学生向けのカントリー音楽イベントが開かれており、数百人の若者らでごった返していた。

米国では6日に投開票された中間選挙で銃規制問題も争点の1つになっていた。トランプ大統領は8日、事件の報告を受けたとツイッターに書き込み、死亡した警官が銃弾多数を受けていたと明らかにした。

在ロサンゼルス日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

米メディアによると、男は母親の車を運転してバーにやって来た。拳銃は地元で購入されたものだという。

地元テレビは店内から逃げ出す複数の若者や、負傷者を担ぎ出す男性らの映像を伝えた。複数の目撃者の話として黒ずくめの男が1人、店内に突然入ってきて乱射を始めたと伝えた。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、男は少なくとも30発発砲したという。

警察によると、通報で駆け付けた2人組の警官が、店内で11人が死んでいるのを発見。撃たれたのはこの2人組のうちの1人で、近く退職する予定だった。

現場はロサンゼルス中心部から西に約70キロのベンチュラ郡サウザンドオークス。周辺には住宅街や大型商業施設がある。

米国では昨年10月、西部ラスベガスで58人が死亡した米史上最悪の銃乱射事件が発生。先月27日には東部ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)が銃撃され11人が死亡するなど、銃犯罪が多発している。(共同)