香川県は26日、行政文書に当たる電子データを故意に削除したとして、健康福祉部の出先機関に勤める嘱託職員の女性(45)を26日付で停職12カ月相当の懲戒処分にしたと発表した。

正規職員との待遇差に不満を抱き、正規職員が入力した県民からの相談内容を消去した。女性は26日付で依願退職した。

県人事・行革課によると、女性は8月に1件、10月に90件を削除した。同僚のいない時間帯に事務所でパソコンを操作した。「待遇差が悔しく、衝動に駆られた」という趣旨の説明をしている。データは復元可能といい、県は刑事告発しない。

女性は2001年4月から同じ職場で働き続けたが、立場はずっと嘱託職員だった。同様の仕事をする同年代の正規職員に比べて月収は約3分の2にとどまり、ボーナスはもらえない。

女性の雇用契約は来年3月末で満了するため、実際の停職期間は4カ月余りとなる。県の正規職員約2800人に対し、嘱託職員は約400人。中には正規と同じ内容の仕事をしている人もいる。(共同)