大分県別府市の代表的な老舗ホテル「別府杉乃井ホテル」は5日、年末年始の繁忙期が終わった来年1月15日から10日連続で休業すると明らかにした。

人手不足が社会問題化している中で、約800人いる従業員全員が長期休暇を取得できるようにして「働き方改革を進め、良い人材を確保したい」としている。

別府杉乃井ホテルは今年も1月9日から10日連続で休業した。その影響で売り上げは減少したものの、来年春に入社予定の採用活動で応募者が前年の約1・5倍に膨らむ効果が出たという。

ダイレクトマーケティング部の東健治部長(70)は休業の狙いについて「休みが取りにくい業界だが、働く人を大事にして、良いサービスにつなげたい」と話している。

別府杉乃井ホテルは647の客室を設けており、最大で2914人が宿泊できる。別府湾を一望できる露天風呂「棚湯」などのユニークな施設を備え、年間宿泊者数が70万人程度に達する九州最大級の温泉リゾートホテルになっている。(共同)