ソフトバンクは6日、スマートフォンなどの携帯電話サービスで同日午後1時39分から全国の広い範囲で大規模な通信障害が発生したと明らかにした。交換設備の不具合により、音声通話とデータ通信が利用しにくいか、利用できない状態となったが、不具合は4時間余りたった午後6時4分にほぼ解消した。

障害によって一時、119番通報ができなくなったり、宅配便の配達が滞ったりした。利用者の生活に大きな影響が及び、19日に上場を控えたソフトバンクにとって大きな失態となった。

英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は6日、大規模通信障害について、原因はスウェーデンの通信機器大手エリクソンが提供したソフトウエアの不具合だと報じた。

ソフトバンクによると、各地にある複数の交換設備で不具合が起きた。異常が同時発生した詳しい原因を調べている。不具合の解消後は通話や通信が集中するため、つながりにくい状態が数時間続く場合があるという。

障害は大容量通信プランなどを扱うソフトバンクの契約者に加え、同社の格安ブランド「ワイモバイル」契約者にも起きた。ワイモバイルを合わせた契約数は9月末時点で計4千万回線に上る。同社の固定電話サービスと家庭用無線LAN「Wi-Fi」のサービスにも影響が出た。ソフトバンクは「ご迷惑をおかけし深くおわびする」とのコメントを発表した。

ソフトバンクの回線を借りてサービスを提供する格安スマートフォンの利用者にも同様の障害が発生した。同社回線を使う格安スマホブランドには、LINE(ライン)モバイルやmineo(マイネオ)などがある。

障害を受けて、東京消防庁はホームページで注意を呼び掛けた。佐川急便ではドライバーの専用端末に一時情報が届かなくなった。(共同)