栄光ゼミナールで知られる学習塾大手「栄光」(東京)が運営する個別指導塾に勤務していた49歳の男性が死亡したのは長時間労働が原因として、渋谷労働基準監督署が労災と認定していたことが7日、分かった。遺族や弁護士が東京都内で記者会見し、明らかにした。

遺族らによると、男性は世田谷区の教室で運営管理をする「教室長」を務め、2017年11月に急性大動脈解離で死亡。労基署は死亡前1カ月の残業が約114時間あったとして今年11月15日付で労災と認めた。

教室には当時、生徒約180人が在籍し、約30人の大学生アルバイトが指導を担当。男性は時間割作成や保護者対応などで連日深夜まで働いた。

勤務時間の記録は自己申告で、実際に働いた時間よりも少なかったという。会見で妻は「自己責任論を盾に、労働者に全て委ねるような運営は会社の怠慢だ。早急な対策を願う」と訴えた。

栄光の広報担当者は「労災認定を重く受け止め、二度と起きないよう適切な労務管理を徹底していく」とコメントした。(共同)