山梨県立あけぼの医療福祉センター(韮崎市)は7日、ほぼ寝たきりの入所者が6日に気道確保のため気管内に挿入したチューブが外れて心肺停止の状態で見つかり、死亡したと発表した。

センターによると、巡回中の看護師が6日午前3時55分ごろにチューブが外れているのを発見。集中治療室で治療したが、同日夜に呼吸不全で死亡した。午前2時の巡回時には異常がなく、自力で助けを求めることはできなかったという。死亡した入所者の性別や年齢は明らかにしていない。

この入所者は2017年1月と2月にもチューブが外れたことがあり、センターは容体の異変が起きた場合に知らせるアラームを一時付けていたが、その後気管を拡張するために気管孔の手術を受け、術後も安定していたことから主治医の判断で取り外されていた。

同センターは今後、事故調査委員会を設置して原因を調査。山梨県警も情報提供を受けており、当時の状況を調べる。

後藤斎知事は「誠に遺憾で、深くおわびする。原因究明と再発防止に努めたい」とのコメントを出した。(共同)