日産自動車は21日、前会長カルロス・ゴーン容疑者の特別背任容疑での再逮捕を受け「容疑の中身については、捜査に関わるのでコメントは差し控えたい」(広報担当者)と説明した。東京地検からの連絡などはなく、急なタイミングの再逮捕発表で事実関係の確認に追われた。担当者の1人は「びっくりの一言」と話した。関係者は「社内ではみんな喜んでいた。検察はよくやってくれた」と安堵(あんど)の声が広がったと明かす。

前日、東京地裁が東京地検の勾留延長請求を認めず、21日にもゴーン容疑者が保釈されると見込まれていたが、関係者との接触制限の見通しなど、保釈後の対応や準備を決めかねていた。

大半の従業員は、捜査の行方をうかがいながらも、通常通りの業務をこなしているという。社内には「(本業に)影響が出ないといいが」と心配する声や「まだ続くのか。事件に関わっている時間はない」との冷めた見方が広がっている。(共同)