成田空港に3日午後に到着した米アトランタ発のデルタ航空の旅客機内で、米国籍の30歳前後の女性客が拳銃と実弾数発を所持していたことが11日、空港関係者への取材で分かった。女性はデルタのスタッフに機内で「間違えて持ち込んだ」と申告。出発時の保安検査で見逃されていた。成田到着後、日本の関係機関により入国が許されず、3日の便で帰国した。

国土交通省は「重大な問題」とし、4日に米運輸保安当局に原因究明と再発防止を求めた。

空港関係者によると、所持していた拳銃は護身用とみられる。女性の申告後、デルタ側が成田到着まで拳銃を管理した。

成田、羽田両空港では2017年、米国からの旅客や客室乗務員が拳銃の実弾を持ち込み、発見されたケースが相次いだ。20年の東京五輪・パラリンピックに向けて警備強化が進む中、空港関係者からは「日本に向かう旅客に対する外国の空港での検査強化も課題だ」との声が上がっている。(共同)