学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題を巡り、国会で追及を受けた元首相秘書官の柳瀬唯夫氏(57)が、シャープのパソコン事業子会社「ダイナブック」(東京)の非常勤取締役に就いたことが12日、分かった。昨年12月1日付。

ダイナブックの旧社名は東芝クライアントソリューション。シャープは昨年10月に東芝から買収し、今年1月に製品のブランド名に合わせて現社名に変更していた。産業政策などに精通する柳瀬氏を起用することで、事業成長につなげる狙いがあるとみられる。

柳瀬氏は首相秘書官時代に学園関係者や愛媛県職員らと面会。愛媛県担当者に「首相案件となっている」と発言した県の文書が見つかった。柳瀬氏は経済産業省へ戻り、2017年から次官級の経産審議官となっていたが、昨年7月に退任。国会の混乱を招いた責任を取る形となっていた。(共同)