12日午後5時ごろ、福島県郡山市の「乾マタニティクリニック」に併設された住宅で、院長の乾裕昭さん(69)が息子に首を絞められ、死亡した。郡山署は殺人未遂容疑で息子の無職誠悟容疑者(34)を逮捕した。

同署によると、誠悟容疑者は乾さんの首を絞めた事実を認めている。同署は容疑を殺人に切り替え、動機などを調べている。乾さんの妻が誠悟容疑者を制止し、110番した。4階建ての建物の3階から上が住宅で、事件は3階で起きた。

クリニックのホームページによると、乾さんは静岡県出身で、卵巣がんの研究や不妊症の治療などに尽力した。2006年には、受精卵の状態を超音波で測定する方法を学会で発表していた。

近所に住む70代の女性は「不妊治療で有名な先生で、技術的に信頼されていた。息子はおとなしい感じだった」と話した。(共同)