和泉流狂言師野村萬(89)、観世流シテ方の梅若実(70)と浅見真州(77)の能楽師3人にフランスの芸術文化勲章を授与する式典が10日、パリで公演後に行われた。

同勲章は3等級あり、野村は上から2番目のオフィシエ、梅若と浅見は3番目のシュバリエを受章した。

授与式で野村は「今日は子と孫3代で舞台をさせていただいた。身に余る勲章を頂戴し感激で言葉もない」と喜びを語り、梅若は「この勲章のことは前から知っていて、受章の連絡は本当にうれしかった」と述べた。浅見は「(受章が)最後ではなく第1歩。これからもっと良い舞台を見せていく」と力強く話した。

能楽の公演は、昨年の日仏友好160周年を記念してフランスで開催中のイベント「ジャポニスム2018」の一環で6日から行われ、最終日の10日は狂言「二人袴(ふたりばかま)」と能「砧(きぬた)」を上演した。

フランスの芸術文化勲章は文化省が推薦し、文化相が授章を決定する。(共同)