ベトナムを訪問している千葉県の森田健作知事は15日、介護分野などで急務となっている外国人人材の県内就業促進に向けて、県独自の留学生受け入れプログラムに参加する日本語学校5校と、首都ハノイ市のホテルで事業協定を締結した。

森田氏は「ベトナムの皆さんに安心して千葉県で働いてもらえるようなプログラムを作った。1人でも多くの優秀な若者に選んでもらえるよう、いっしょに頑張りましょう」と呼びかけ、学校側も「優秀な生徒を送り出したい」と応じた。

森田氏はこれに先立ち、ハノイの首相府を訪れ、グエン・スアン・フック首相と会談、千葉県の留学生受け入れプログラムの紹介と今後の交流促進についても意見交換した。フック首相は、今回の県の取り組みを評価。今回の人材交流とは別に、千葉県が得意な分野での交流促進にも意欲を示し、森田氏も応じた。

現在、千葉県が受け入れている外国人労働者はおよそ5万4000人で、ベトナム人が1万4000人で最も多い。森田氏は「ベトナム人の労働者は企業からの評判もいい。フック首相には、今回の締結に基づき、安心して働ける環境づくりやメンタルケアも含めたカウンセリングサポートの実施を約束した」と話した。

千葉県の留学生受け入れプログラムは、現地の日本人学校や介護福祉士養成施設、介護施設までを県が委託する機関がマッチングするとともに、県や介護施設学で留学生の学費や居住費の一部を助成する内容。人材確保は「もはや待ったなし」と話す森田氏は、フック首相との会談を通じて、「あらためてベトナム人の勤勉さやまじめさを再確認した」と語った。