10日午後0時25分ごろ、和歌山県田辺市本宮町地区の世界遺産・熊野古道で、外国人観光客から「崖から人が転落した」と市消防本部に119番があった。

新宮署によると、転落したのはオーストラリア人の薬剤師ライス・キャロル・アンさん(66)で、正午ごろ、知人と散策中に滑落し、搬送先の病院で死亡が確認された。ライスさんは約40メートル滑落したとみられる。

現場の山道は幅約80センチで、崖側に柵などは設置されていなかった。同署は滑落の詳しい原因を調べている。

熊野古道がある本宮町地区にはオーストラリアや欧米を中心に外国人が多く訪れており、県によると、2008年に588人だった地区の外国人宿泊者は、18年は2万4957人と40倍以上に増えた。(共同)