日本の漫画が原作の韓国ドラマ「花より男子」に出演していた女優チャン・ジャヨンさん(当時29)が、2009年3月に性的な接待を強要されたと訴えるメモを残し自殺した問題について、韓国法務省傘下の特別チームは20日、証拠が不十分だとして、性的接待の捜査再開を断念した。

これまでの警察と検察の捜査では、所属事務所の当時の代表がチャンさんを手でたたいたとして、暴行などの罪で起訴された。ただ性的接待の強要については、関連が疑われた財界や大手マスコミ幹部らがいずれも「嫌疑なし」となり、「手抜き捜査だ」との批判や真相解明を求める声が上がっていた。

特別チームは、性被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動の盛り上がりを受け、昨年4月から再捜査すべきかどうか調べていた。

20日に発表された調査結果では、時効を迎える24年までは捜査資料を保管するよう関係機関に求めている。

チャンさんの自殺は、最近になって元同僚の女優が新たに事件の「証言者」として登場するなど、自殺から10年以上が経過した今も韓国社会の大きな関心を集めている。(共同)