宇都宮地検が詐欺などの罪で起訴し、保釈中だった被告が5月から所在不明になっていることが分かった。

地検が12日、明らかにした。地検が起訴した被告で所在不明が確認されたのは2人目。逃走した可能性もあるとみて捜索している。

地検などによると、新たに所在不明が判明したのは、計約2600万円をだまし取ったとして、詐欺と窃盗の罪で起訴された山本卓磨被告(22)。栃木県警が昨夏に詐欺容疑で逮捕後、地検足利支部が昨年9月から今年3月、計10回起訴した。

2月に保釈が認められたが、5月22日に宇都宮地裁足利支部で予定されていた判決公判に出廷せず、音信不通になった。

もう1人は、覚せい剤取締法違反(使用・所持)の罪で起訴された前田寿樹被告(57)。6月に保釈が認められた後、保釈の条件だった東北地方の住居からの無断転居が発覚。

7月2日に保釈取り消しとなったが、宇都宮地裁で10日に開かれる初公判への出廷を約束したため、身柄は確保されなかった。だが、初公判に現れず、現在まで連絡が取れていない。

宇都宮地検は「検察としては、しかるべき対応をしてきた。収容に努めたい」とした。(共同)